ミニチュア写真家・見立て作家の田中達也さん。2017年NHKの連続テレビ小説「ひよっこ」のタイトルバックでも話題となった、ミニチュアの視点で日常にある物を別の物に見立てたアート「MINIATURE CALENDAR」で創り出された世界は、日本のみならず世界を魅了しています。Instagramのフォロワーは360万人以上。今回は『婦人公論』(9月号)にも掲載中、セーターを金色の畑に見立てた作品について。
~四季を感じて~朝夕が肌寒くなる季節に
収穫の秋ということで、セーターを金色の畑に見立てました。
広大な農園を構えている祖父母の家に帰省した家族。
孫が祖母に駆け寄る感動の再会シーンです。
目視だとそれほどサイズの大きくないセーターですが、画角の広いレンズで撮影することで、遠近感が出てとても広大な景色に映ります。
カメラだからこそできるこうした表現が、ミニチュアを写真で撮る楽しみの一つです。
朝夕が肌寒くなる季節、衣替えでセーターを出した際はこの作品を思い出してもらえると嬉しく思います。