「老いに対して、『どうぞゆっくりいらっしゃい』と構えていたほうが楽だし、頑張っている自分はちょっと鬱陶しい」(撮影:浅井佳代子)
現在発売中の『婦人公論』2022年12月号の表紙は、女優の草笛光子さん。女優という仕事をやっている以上、求められることに応えられる自分でいたいと語る草笛さん。毎日夜はお風呂で一人反省会をするそうで……。発売中の本誌から、特別に記事を先行公開いたします。(撮影=浅井佳代子 構成=篠藤ゆり)

夜はお風呂で一人反省会

老いとの闘いが日々のテーマです。

何をするにも億劫で、朝起きる時は「ほら、動きなさい!」と自分を𠮟咤激励。

夜はお風呂で「今日一日、ちゃんと過ごせた?」と一人反省会をします。

時には「お父さん、お母さん、ごめんなさい。私、今日はさぼっちゃった」と謝って、明日はネジを締めようと心に誓ったり。