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〈原因〉真菌が増殖しアレルギーを起こす
水虫は、白癬菌が引き起こす感染症です。細菌よりも大きい真菌というカビの一種で、皮膚表面の角質層にあるケラチンというたんぱく質を食べて生きています。温度が18度以上、湿度80%以上の環境で増殖し、人間の皮膚がアレルギー反応を起こすと、水疱になってかゆみが出てきます。
一般には急に暖かくなる5月から6月に症状が表れることが多く、江戸時代、お百姓さんが梅雨の時期に田んぼに入ると足がかゆくなるので、「水の虫」と表現されました。白癬菌が足以外の体の皮膚で悪さをすると「田虫」、頭につくと「しらくも」です。
白癬菌はいたるところにいますが、革靴やブーツ、ハイヒールで皮膚がこすれて傷み、長時間、温かく湿った状態にあることで悪化します。小学生のスポーツや、高齢者のウォーキングなどがきっかけになることもあります。下のような特徴の足は、指がくっつきやすく、蒸れやすいので注意しましょう。