怒ってきた時間を笑っている時間にかえて


親がこの世にいない、というのは(言い方は良くないが)身軽、と思うこともあるが、今日は、孤独を感じた。

親って、ありがたかったんだなぁ、子どもの為にまわりに頭下げてまわっているんだから。

決して出来た娘ではなかったわたしだから、「死んでもできる親孝行」は精一杯やらせてもらおうと思うのだが、楽しく笑って過ごす、ということは、なかなかわたしには難しい。
 

本連載から生まれた青木さんの著書『母』

仕事だって人間関係だって、苦しいものだと思い込んで何十年もきてしまったから。
怒ってきた時間を笑っている時間にかえて、「でも」という口癖を「はいわかりました」に変えて、わたしは今日も張り切って親孝行をしようと思う。