着なくなった服が押し込まれたクローゼット、本がぎっしり詰まった本棚、使わないお皿だらけの食器棚……。モノで溢れた家にうんざり、という読者も多いのでは。一方、5年間で6000人以上の受講生にアドバイスをしてきた人気整理収納アドバイザー・阿部静子さんは「何があるかわからない時代だからこそ、人生の折り返し地点を過ぎたら片づけたもの勝ち」と断言します。その阿部さんが50代以上に向けて、お手軽片づけ術を伝授。第14回は「洗面所の片づけ方」です。
師走こそ「洗面所」をチェック!
12月もなかばとなり、慌ただしい毎日を送っている方も多いのではないでしょうか。片づけまで手が回らない、まとまった時間もとれない…といった声が聞こえてきそうです。
そんな時こそ、片づけを考えてみたいのが洗面所です。なぜならば、比較的狭い場所なうえ、要・不要の判断がつきやすいモノが集まる場所だからです。
洗面所にあるものを挙げるなら、たとえば洗剤、化粧品、ヘアケア用品、ドライヤー、シェーバー、衛生用品、タオルなどでしょうか。収納棚の中などに納まりきらず、洗面台の近くや床に出しっ放し、なんてお宅もよく見受けます。
そうなると掃除がしにくくなり、場所柄、不衛生にもなってしまいます。お正月はいつもより来客も増え、手を洗う際などにお通しすることもあるでしょう。その時になって慌てないためにも、今のうちに片づけておきましょう。