テレビ取材の様子

宝塚歌劇とダリアがある宝塚市を愛してほしい

2020年には、株式会社を立ち上げ、事業も軌道に乗ってきた。今では起業のプロデュースやコンサルティングの仕事も増えてきたという。

起業しようとする人や子育てとの両立で悩んでいる人たちには、「楽に生きていいよ」ということを伝えています。ひとつのことをやり始めたら何が何でもやり続けなければいけないわけじゃない。自分で自分を縛る必要はないんです。でも、努力を避けていたり、逃げるのはよくない。日々のレッスンはいやだけど、舞台には上がりたい!というわけにはいかないですよね。それで恥ずかしい思いをするのも自分ですし。

「自分の人生は実は全部決まっていた。なぜなら常に今がベストだから」と言い切る梓さん。夢は何なのかを聞いてみた。

最終的には、息子たちに看取られて、感謝を伝えながら息を引き取るというのが究極の夢です(笑)! おかげ様で私は毎日楽しく忙しく幸せに過ごしていますが、これも、宝塚歌劇とダリアの里をはじめとするたくさんの方々が支えてくださったからだと感謝しています。だからなんとか恩返しがしたいんです。宝塚歌劇とダリアがある宝塚市をもっともっとたくさんの方に愛していただきたいです。

ダリアを手に微笑む梓晴輝さん
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