大相撲初場所は、横綱不在で最上位の大関・貴景勝と4関脇、4小結とのバトルに期待！関取に戻ってきたぞ、元大関・朝乃山

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横綱不在でも見どころ満載

優勝力士は予想不可能、見どころがありすぎの大相撲初場所が東京・両国国技館で始まった。1横綱、1大関の場所は明治31年1月場所以来125年ぶりだが、横綱・照ノ富士は手術をした膝が炎症を起こし3場所連続休場となったのが残念だ。

先場所（九州場所）大関カド番だった正代は勝ち越しができず関脇に陥落。そのため幕内最上位は「子どもの頃から横綱を目指してきた」と言う大関・貴景勝ひとりである。

しかし、関脇は4人、小結も4人で期待の人気力士が揃っている。横綱の土俵入りを見られない寂しさを、三役におぎなって欲しいと思っていたら、初日は、エネルギー爆発相撲が多く、テレビを前に「やったれ！」「根性出せ！」とか、孤独の陰りに満ちた老人にはありえない騒ぎまくりをして、午後6時過ぎに疲労回復・栄養補給のドリンクを飲むはめになった。

私は横綱・千代の富士が引退して以来、熱狂的に応援している力士がいない。しかし、今場所は、貴景勝を応援することにした。初日、貴景勝は新小結・若元春を押し出した。しかし、先場所巴戦を制して優勝した前頭3枚目・阿炎、体重を6キロ増やして登場した関脇・豊昇龍、怖いぞこの二人。貴景勝の敵は炎と龍だ！

三役とは大関・関脇・小結のことを言うが、関脇・若隆景の兄の若元春は新小結となり兄弟三役。新小結・琴ノ若は、師匠である父親の琴ノ若は関脇、祖父の琴櫻は横綱だった。相撲史上6組目の親子三役誕生。初日は、若元春は貴景勝に、琴ノ若は阿炎に負けたが、二人の今場所の奮闘が楽しみである。