冷静な判断力を持っているはずの舞ちゃんまで…

どちらにせよ、悠人の意見を聞いていれば、会社は縮小したかもしれませんが、たたまずに、そしてお父さんも生命を縮めずに済んだかもしれない。どうしてもそんな考えがよぎるんです。

舞ちゃんが母親以上に工場を続けることに固執していた様子にも違和感がありました。航空学校の厳しい訓練を経て、冷静な判断力をしっかり身につけたはずなのに。

結果、母のめぐみさんは工場をたたむことを社員に宣言して、工場ごと他の会社へ譲渡する道を模索することになりました。