家族の形が変わるとお金のことも変わる

そもそも2年ほど前は、横浜での生活を見直す時期にさしかかっていました。ここ数年は、家族の別れが続いた時期でもあったのです。息子が独立して家を出て、16年には自宅で介護していた母を看取りました。さらに、最近になって愛犬を16歳で見送って。

寂しさはもちろんありますが、そういう年齢になったということですね。愛犬もふくめて家族の人数が減りましたから、それまでの暮らしと比べ、出費もおのずと減ります。

息子が家を出るときには、「社会に迷惑をかけないこと」、そして「親より長生きしてね」という2点だけを伝えて送り出しました。もともと浪費はしない子なので、経済面での心配はしていません。

母が亡くなったときは相続の手続きに苦労しましたが、自分でハウツー本を読みながらなんとかやりきって。お金のことは、大人になっても、いざというときに戸惑ってしまいますね。わが家のお金は私が管理していますが、まだ何の準備もしていなくて。今後の計画など、そろそろ考えておいたほうがいいのかもしれません。

結婚後、三世代で暮らした家で自然と物が増えていましたから、氷見への引っ越しもあり、生活を小さくしようと結構な量の断捨離をしました。

最初に処分したのは、私が出ている雑誌記事の切り抜きやポスターです。大切にとってありましたが、息子にとってはただのゴミ。迷惑になるものは早めに処分しようと、思い切って捨てました。

家族のアルバムの一部は、写真をデジタル化するサービスを利用。まだたくさんあるので引き続き整理しなくてはと思っています。