シンプルで作りのよいものを身につける

7月某日、「call」の出勤日。目が覚めたら、曇り空。今年の梅雨はとうに明けたはずなのに、まるで逆戻りしたかのように蒸し蒸しとした朝でした。

こんな日こそ、気持ちをしゃんとさせる装いを。何を着ようかなと思いめぐらせながら、クローゼットを探し、紺色のジャケットを取り出します。麻混紡の軽い素材で、白いストライプが涼しげ。3年ほど前に買ったイタリア製です。ノーブランドですが、生地もよく、仕立てもしっかりしているので気に入っています。シンプルで作りのよいものが好きなのです。

今日は、このジャケットに白のデニムのパンツと、白のTシャツを合わせることにしました。ちなみにデニムは、ブルネロクチネリのもの。ベルトはエトロ。中のTシャツの白とジャケットの紺との爽やかな組み合わせ。

うっとうしい気分を吹き飛ばしてくれそうです。

胸元が寂しいので、ネックレスとブローチをつけました。ネックレスは、イタリアのドナテラ ペリーニとミナ ペルホネンとのコラボレーション。ブローチは、ミナのオリジナル。どちらも個性的なデザインに一目惚れしました。そういえば、今日、肩から下げているトートバッグも、メガネも、ソックスもミナのものでした!

個性的なデザインに一目惚れした、ミナ ペルホネンオリジナルのブローチ(写真提供:大和書房)

思いがけず、たくさん持っているわね(笑)。バッグは革が柔らかくて、大きめサイズなのに軽いので、とても気に入っています。