写真提供:松竹
関西ジャニーズJr.の大阪松竹座公演「少年たち 青春の光に…」が8月2日に幕を開けました。初日の開演前に行われた囲み取材では、「なにわ男子」の西畑大吾さん、大西流星さん、道枝駿佑さん、高橋恭平さん、長尾謙杜さん、藤原丈一郎さん、大橋和也さんが、それぞれの思いを語りました。(取材・文=婦人公論編集部 写真提供=松竹)

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◆ジャニーさんが寝えへんように

「少年たち」は、7月9日に亡くなったジャニー喜多川さんが企画・構成・総合演出をつとめ、1969年の初演でフォーリーブスが座長をつとめた伝統ある作品。2010年に大阪松竹座と日生劇場で復活上演され、Kis-My-Ft2、A.B.C-Z、ジャニーズWESTが出演。近年ではジャニーズJr.の人気ユニットSixTONES、SnowManなど、若手が中心となって受け継いできました。今回の大阪松竹座公演では、今、人気急上昇中である関西ジャニーズJr.内の7人組ユニット「なにわ男子」が初主演をつとめています。

大西さんによると、ジャニーさんが倒れる2日前に、歌番組の収録時になにわ男子全員でジャニーさんと話したそう。「そのときに『僕は(関西に)見にいけないから、(なにわ男子が)東京に行く覚悟で頑張らないといけないよ』と言ってくださいました。『少年たち』という舞台では、ジャニーさんが作り上げてきた平和への思いや、若い世代が頑張って成長していく過程もみなさんに知っていただけるよう、気持ちを入れて頑張っていきたいと思います」と決意を表明。

西畑さんは、「以前、ジャニーさんが『“少年たち”が「少年たち」を演じるからいいんだ』と言っていて。なにわ男子のなかには20歳を超えているメンバーもいますけど、ジャニーさんがそれを言ったのは、僕たちがジャニーさんにとってずっと“息子”であり“少年たち”であるからだと思う」と振り返りつつ、「でも、まずはほんまにジャニーさんが寝えへんようにしないとあかんから!」とメンバーを鼓舞。「ジャニーさん、音がないと寝ちゃうときあるんで。この前、一緒に舞台を見ていて、爆音がバーン!と鳴ったシーンで『うおおっ!』と起きたときもあったりするから(笑)」とエピソードを披露しました。

大阪松竹座にはジャニーさんの楽屋があるそうで、「何か声をかけて出ましたか?」との質問に、道枝さんは「(声をかけて)出ました! 『ジャニーさん、ゲネプロ行って来るね』と。楽屋にはジャニーさんの写真やお菓子が置いてあって。『頑張ってくるね、見ておいてね』と手を振って楽屋を出ましたね」。大橋さんは「おれも通りすぎた時に見たんですけど、『あ、ジャニーさーん!』と言って、行きました!」と元気よく回答し、会見場を笑いに包みました。

西畑さんは、「僕らはジャニーさんの楽屋の温かみを感じながら、なかなか大阪にこられなくても、楽屋があるという嬉しさを感じながら、これまでも一回一回公演をしてきました。それはこれからも変わらないですし、ジャニーさんの楽屋があるというだけで、がんばろう、やらないという気持ちにさせてくれる。これからもジャニーさんは絶対に見守ってくれてると思います」と語ります。