「少々」と「ひとつまみ」、計量スプーンと計量カップ―。料理をしていて、計量に悩まされたことはありませんか? 適切な計り方さえ覚えておけば、つまずくこともなくなります。感覚的に投入しているという方は必見。これを機に、調味料の「さじ加減」について詳しく知っておきましょう。
「少々」「ひとつまみ」とは
計量スプーンで計るほどではない、ごく少量を使用する場合に使われる表現です。それぞれ用途と分量に違いがあります。塩以外に、砂糖やこしょうなどのサラサラとした調味料を使用する場合にも同様の表現を用います。
少々
親指と人さし指の、2本の指先で自然につまんだ分量です。目安はあずき1粒分くらいで、小さじ1/8程度。下味をつける際、また料理の仕上げにも使われます。
ひとつまみ
親指、人さし指、中指の、3本の指先で自然につまんだ分量です。目安は大豆1粒分くらいで、小さじ1/5~1/6程度。少々が約0.5~0.8gなのに対して、ひとつまみは約1gとなっています。料理の下ごしらえの際に使われます。
おすすめの覚え方
文字数と指の数を合わせて覚えるのがおすすめです。
「少々」は2文字なので2本の指でつまむ、「ひとつまみ」は「つまむ」で3文字なので3本の指でつまむ、と覚えるといいでしょう。