断捨離は、家の中の余計なモノがもたらす空間の詰まりを取り除いていくことです。空間の詰まりは、運気の詰まり(出典:『モノが減ると「運」が増える』より)
断捨離とは「断つ・捨てる・離れる」を軸にした、住まいと心の整理のこと。この3つの行動をくり返すことによって、人生を展開させることができると話すのは、断捨離の第一人者であるやましたひでこさん。掃除したいと思いつつ、モノをそのまま放置している方も多いのではないでしょうか。断捨離の”鬼門”のひとつ「洗面所」を絶対にきれいにしておくべき理由とは――。

水回りの「詰まり」をとると、運気が流れ始める

トイレ、浴室、洗面所……。水回りが汚いお宅を目の当たりにすると残念な気持ちになります。

なぜなら、そこは「肉体的な命」のケア、その土台となるところだから。つまり、水回りとは身づくろいの時空間なのです。そこが不潔であったなら、身どころか心も繕うことはできません。

特に洗面所は、断捨離の鬼門のひとつ。

トイレに気を遣ったとしても、案外、洗面所は放置してしまいます。モノが溜まり、汚れが溜まり、明らかによどんだ空間を見ると、つい私の語気は強くなります。なぜなら生命にかかわることだから。なぜなら運命にかかわるところだから。

運とは運ぶもの、運ばれてくるもの。私たちのまわりには、運を運んでくれる見えないベルトコンベアが縦横無尽に張りめぐらされています。

だとしたら私たちがすることは、ベルトコンベアの流れを滞らせないこと、詰まらせないこと。

断捨離は、家の中の余計なモノがもたらす空間の詰まりを取り除いていくことです。空間の詰まりは、運気の詰まり。

洗面台には極力モノを置かない。「そのつど拭き」しやすい環境づくりを(出典:『モノが減ると「運」が増える』より)

出口を詰まらせることは、出口の見えない人生を歩むことでもあります。これは自分自身で行く手を阻んでいることにほかなりません。

要するに、人生が行き詰まる(息詰まる)のです。そんな人生を送りたくないですよね。

『モノが減ると「運」が増える――1日5分からの断捨離』(著:やました ひでこ/大和書房)