排水口こそ、「こまめケア」 時にはプロに頼んで

出口の手当ては何より肝心です。

出口とは、住まいであれば、キッチン、洗面、トイレ、浴室の排水口。ゴミ出しは言うまでもありませんね。

身体であれば、排便、排尿、ガス、発汗、発熱、そして呼吸、吐く息があります。

心であれば、気持ちを表現すること。

なんであれ、出口を詰まらせてはなりません。出口を詰まらせてしまったら、たちまち排水が溢れ、ゴミが溜まり、体調を損ね、健康を害し、心は悶々鬱々とするばかり。命の危機だって招きます。出口の手当てがあってこそ、入口も機能するのです。

住まいのなかで、排水口は油断ならない相手です。ヌメヌメした垢が手強くしがみついています。これを塩素系の洗剤で簡単に落とすことは可能ですが、私は古い歯ブラシで丹念に削ぎ落とすのが好み。自分自身の垢を落とすように無心で手を動かします。

後始末は「見ること」から。ヌメリとカビが出やすい浴室の排水口。使った後は必ずふたを開けておきます。(出典:『モノが減ると「運」が増える』より)

ただし、自分では手に負えないレベルまで放置してしまったら、業者さんにお願いするのも手。いったん垢や汚れをスッキリ取り除いてもらえば、日頃のメンテナンスは格段にしやすくなります。

私の住むマンションではありがたいことに、年に2度の排水溝点検とメンテナンスのサービスがあります。その日は朝から排水口まわりをピカピカにして業者さんをお迎えしています。