セツコさん、ためしに紙おむつを付けて外出してみて気づいたこととは(撮影:後藤朋子/写真提供:興陽館)
1960年代に『りぼん』『なかよし』の表紙や“おしゃれページ”を手がけ、文具や小物などの「セツコ・グッズ」で一世を風靡したイラストレーター・田村セツコさん。今年で85歳になるセツコさんは、現役で仕事をする傍ら、食べものも着る服もありあわせ、お金を使わずかわいくておしゃれなひとり暮らし生活を楽しんでいます。そのセツコさんいわく、紙おむつがこんなに楽しいものだとは思わなかったそうで――。

紙おむつを楽しもう

紙おむつって、これからの大きなテーマだと思っています。

紙おむつを楽しむのよ。これ、体験したからいえるの。

母が亡くなって、紙おむつがあまってたんですよ。市から支給されたものが。

もったいないなと思っていたんです。

サイズがちょっと大きかったんですけど、ある冬のすごく寒い日に、「そうだ、あれちょっと試してみようかな」って思って、身につけて出かけたら、軽くてふんわりしてあったかくて。

あらま。びっくり。