乾物の利用法
そういう意味では乾物も同様で、豆と米以外で家にある乾物はせいぜいひじきと切り干し大根、ゴマだけです。昔はのりも置いていましたが、結局すぐにしけてしまうのでやめてしまいました。
小麦粉は薄力粉も強力粉も全粒粉を買っていますが、こちらもしけるのが嫌なので、500g単位の小ぶりの袋にしています。
基本はあまりストックしないこと
調理器具はすぐに食事が作れるように十分な質量を整えますが、逆に食材のほうは新鮮なことを第一目標として、ありあわせのものをなんでも活用して作れるようにすれば、ストックがほとんどいらなくなります。
つまり家の中で加工機能を持つことで、 冷蔵庫の中には食材だけで済むようにしますし、さらに1日とか2日単位で食材を運んで来てもらうことができますので、家の中に食材が大量にある必要はないのです。
健康食品についても同様でして、私は健康食品は原則いらないと思っています。適切な医療の専門家にかかって、そこで勧められたものを補うのは良いと思っていますが、診察や診断を受けてもいないのに、家には大した野菜や豆を置かず、サプリメントばかり置いてあるのであれば本末転倒です。
よく「玉ねぎがいい」とか「お酢がいい」といったような一部の食材ばかりの食べ方を推奨するような記事も見かけますが、全ての食材は長所・短所がありますので、バランスよく組み合わせることが必要だと考えています。
※本稿は、『増補改訂版 勝間式食事ハック』(著:勝間和代/宝島社)の一部を再編集したものです。
『増補改訂版 勝間式食事ハック』(著:勝間和代/宝島社)
経済評論家の勝間和代さんが忙しい現代人の生活に合った、栄養もおいしさも抜群の「食事ハック」を紹介する『勝間式 食事ハック』の増補改訂版。
増補改訂版では、勝間さんが厳選した最新の知見による食事ハックを追加収録。さらに勝間さんならではの食事術を実践できる、プリントして使えるトライノート&食事術のおススメ本も大紹介。