銀行がお金を貸してくれる

そこへ、朗報です! 不動産屋のT氏が、銀行の担当者と話をつけてくれました! 確定申告の内容を見せても、私に貸してくれる、という肝っ玉の太い銀行担当者を見つけてきてくれたのです!! しかも結構大きい融資額です。

X銀行としておきます。T氏の力業もあるのでしょうけれど、X銀行の担当者さんがチャレンジャーなのでしょう。昨年までの3ヵ年の確定申告の実績で、2400万~2500万円が金利0.7~0.8%で借りられそう、とのことでした。ただし条件があります。「50平米以上」「築年は1975(昭和50)年以降」でした。「なるべく新耐震がいいけれど、旧耐震でも75年以降ならなんとかなるかも。保証会社が物件を審査してダメだと融資はおりない。古い物件は金利が上がるかもしれない」とのことでした。この段階で、以前にピックアップした物件はすべて消えました。いずれも、価格は融資上限より安いけれど、75年以前築の古い物件だったからです。

でも、銀行が2400万~2500万円を貸してくれるのなら、選ぶ物件は変わってきます。総予算が2000万円以内と思って探していましたが、3000万円台前半まで広げられそうです。3000万円を超えると、築年は新しくなります。リノベーションをする場合は、その費用も融資に含めて、物件価格+リノベ費で3000万まで大丈夫とのことです。1500万円の物件を買ってリノベに1000万円かけてもいいそうです。夢が広がる話です。

さらに今年の確定申告次第では、融資額が3000万円を超える可能性もあるとのことでした。借り入れが増えれば、当然、月の返済額も増えるので恐い気もします。80歳完済ですから返済期間は22年です。T氏の計算では、例えば3480万円の物件は、諸経費と頭金で900万~1000万円ほどの自己資金があれば、2800万円を銀行から借りられるそうです。返済は月約11.5万円です。3000万円を借りた場合は、月々の返済は12万円超。管理費や修繕積立金は月3万円ほどでしょうから、月15万円程度の住居費負担になります。これに年間で固定資産税がかかります。

せっかく上限価格が上がっても、やはりB駅、C駅だけでは、ファミリー層向けの広い間取りしかありません。変える条件をエリアにして、駅を広げてみました。もともと、実家の近くへの住み替えが主目的なので、実家からあまり遠いと意味がないのですが、仕方ありません。D駅にも広げたところ、すぐに、その物件――D駅徒歩4分2LDK53平米3140万円――を見つけました。2月の最終日曜、もう一つの物件(B駅徒歩16分の1LDK72平米2780万円)と一緒に、T氏の案内で内見しました。