この記事の目次
家事の負担が軽減しない「名もなき家事」の存在 「家事シェアハウス」で負担軽減を実感 「名もなき家事」の量を減らすことが負担軽減につながる 一般家庭でも取り組める「家事シェア」の工夫例 情報シェアボードの設置 洗濯シェア 掃除シェア
4つの「家事マネスタイル」
(1)スタートアップスタイル
(2)従来企業型スタイル
(3)カリスマ創業者系スタイル
(4)外資グローバルスタイル
新たな生活様式「家事シェア」で負担を削減

4つの「家事マネスタイル」

家事負担問題を解決するための取り組みとして、大和ハウス工業では「家事マネスタイル」を提案しています。これは、家事シェアを実現するための4つのマネジメントスタイルのことで、「スタートアップスタイル」「従来企業型スタイル」「カリスマ創業者系スタイル」「外資グローバルスタイル」の4つがあります。

 

(1)スタートアップスタイル

お互いの自主性重視。対等な関係性で、役割を決めず、できるときにできることをやるスタイル。家事をラクにする道具やサービスの導入にも積極的なタイプ。

(例)

・カレンダーや家計簿アプリをスマホで共有化

・宅配食材やレシピアプリの活用で、夫婦が共に料理のレパートリーを増やしている

 

(2)従来企業型スタイル

伝統的なやり方に従い家事を行うスタイル。新しい道具の導入や担当替え交渉には時間をかけた話し合いが必要。

(例)

・風呂の掃除とゴミ捨ては夫の仕事

・その他は基本的に妻が担当

・妻は食器洗いの負担軽減のため、ボーナスで食洗器を購入したいと夫に予算交渉中

 

(3)カリスマ創業者系スタイル

リーダーがトップダウンで指示を出し、家族協力のもと、次々に家事を片付けていくスタイル。

(例)

・休日は家族みんなで掃除や洗濯を済ませる

・家族で大型スーパーに出かけて、一週間分の買い物とランチを済ませる

・帰宅後に一週間分の作り置きを家族と作る

 

(4)外資グローバルスタイル

お互いの得意分野やスケジュールを見極めて、話し合いで担当を決めるスタイル。担当分野については責任をもって実行する。

(例)

「妻が買い物と料理、夫が掃除と洗濯」「保育園の送りは夫、迎えは妻」といった感じで担当を決める。

 

出典:大和ハウス工業

 

出典:大和ハウス工業

表を参考に、家族にあったスタイルを実践してみるとよいでしょう。

「家事負担を可視化する」「得意な家事から分担する」「できる家事をみんなが増やしていく」ことが各スタイル共通のコツです。

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