家事は「分担」ではなく「シェア」するもの―。新たな生活様式として「家事シェア」を提案する大和ハウス工業株式会社で、このたび「どういった家族の家事シェア満足度が高いのか」についての調査が行われました。家事シェアを実践するにあたって重要となるのが、「食器の片付け」や「カーテンの開け閉め」といった「名もなき家事」の存在です。コロナ禍により家で過ごす時間が増えている今、こうした日常的で細々とした家事を家族でどのようにこなしていくかが課題となっています。
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家事の負担が軽減しない「名もなき家事」の存在
「名もなき家事」とは、料理や洗濯、掃除などといった「名のある家事」とは別に、日常にあふれる無数の家事のことを指します。
「名もなき家事」の例
・食卓を拭く
・使った道具を、元の場所にきちんと片付ける
・脱ぎっぱなしの服をクローゼットやタンスにしまう
・食器の片付け
・カーテンの開け閉め
・買ってきたものをしまう
・ティッシュの空箱を潰して捨てる
・不要なDM・チラシを捨てる
・汚れたタオルを取り替える
・各部屋のゴミ箱のゴミをまとめ、新しいゴミ袋をセットする
上でご紹介したものはほんの一部で、「名もなき家事」はほかにもまだまだあります。
見て分かる通り、どれも大して時間や手間のかかる家事ではありません。ちょっとした時間で片付けてしまえるものばかりですので、そもそも「家事」だとは捉えていない人も多いことでしょう。
しかし先程も述べた通り、「名もなき家事」は日常に大量に存在するものです。仮に一人で全て行うとなれば、相当な負担となります。
そこで解決策となるのが「家事シェア」です。文字通り家事の方法を家族間で共有することで、ひとりひとりが当事者意識を持ち、自発的に家事を行う状態を目指します。