2022年12月7日のNHK総合テレビ『あさイチ』は『そのよどみ、片づけでととのえます!』特集。そこで同番組に登場した”片付けの達人”こと井田典子さんの記事を今回、再配信いたします。
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毎月のように収納本が発売されるなど、数年にわたって続いている「片づけブーム」。これまで400軒以上の片づけを手伝ってきた井田典子さんも沢山の家を訪問しながら、解決法を伝授してきました。その井田さんが気づいたこととして「いつまでも片付かない家には、お金や時間の問題が生じていることが多い」そうで――。
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毎月のように収納本が発売されるなど、数年にわたって続いている「片づけブーム」。これまで400軒以上の片づけを手伝ってきた井田典子さんも沢山の家を訪問しながら、解決法を伝授してきました。その井田さんが気づいたこととして「いつまでも片付かない家には、お金や時間の問題が生じていることが多い」そうで――。
目に見える空間のよどみと、目に見えないお金のよどみ
私たち大人は何気なく「お金がある」「お金がない」と口にしがちですが、その基準はいったいどこにあるのでしょう。
お金で買ったはずのモノがたくさんあるのにお金がない?
家の中は雑多なモノに埋もれていながら、大人の言い放つ「オカネガナイ」という6文字は、たとえば近くにいる子どもたちをどんなにか不安に陥れ、傷つけていることでしょう。
もしかしたら目に見える空間のよどみと、目に見えないお金のよどみは、混とんとした家の中で絡み合っているのではないか……。
かつて自宅で小学生の学習教室を開いていた私は、不安な状態に置かれた子どもに勉強を教えるより、在宅環境を整えるほうが先なのではないか、と思うようになりました。