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手軽で便利なインターネット通販ですが、中には偽物が送られてきたり、お試しのはずが定期購入やサブスクになってしまったり、商品が届かなかったりといったトラブルも発生しています。また、消費者庁によると、正規のECサイトのデザインや商品写真を無断でコピーした「なりすましECサイト」による被害が急増しているといいます。そこでこの記事では、インターネット通販トラブルに巻き込まれないための注意ポイントを解説します。
この記事の目次
インターネット通販における注意ポイント
決済の種類とリスク 決済の注意ポイント こんなサイトは「なりすましECサイト」かも? あわせて次の点もチェック 偽物には個人情報流出の危険が

インターネット通販における注意ポイント

インターネット通販は、家に居ながらにして物が変える便利な面もありますが、相手が見えないぶん、トラブルに見舞われる可能性もあります。購入手続きに入る前に、以下のポイントに注意しましょう。

・購入先の事業者の所在地や連絡先、他の利用者の評価など<情報をよく確認する

・一般に流通している価格よりも大幅に安く販売されている場合などは、購入する商品が模倣品でないか確認する

・商品価格を非常に高く設定しておき、その後適正価格まで値下げすることで「お買い得」に見せて買わせようとしている場合もあるため、購入前に複数サイトを確認し、価格を比較する

・配送方法や配送期間などがどの程度掛かるかについても把握しておく

・クレジットカードが利用できず、支払方法が銀行振込のみしか用意されていない場合で、個人名口座の場合は注意

・注文したものが破損していたり、違うものが届いたりなど、購入後にトラブルに遭遇することもあるため、キャンセル・返品条件、利用規約は事前に必ず確認する

・インターネット広告などでお得なキャンペーンをしている場合、「定期購入」や「回数縛り」などに誘導されてないか気をつける

トラブルが発生した場合は、「自分が不注意だった」「騙されて恥ずかしい」など、周りの人に相談できない場合もあるかもしれません。しかし、次の被害者を出さないためにも泣き寝入りせず、支払後でも悩まずに、速やかに各地の消費生活センターや、警察等に相談しましょう(消費者庁が運営している全国共通の電話番号「188」、消費者庁が運営している消費者ホットライン独立行政法人 国民生活センターHPからも検索可)。

各自治体が無料で対応し、予約や来所の必要はなく、電話で対応してくれるケースも。同じ業者に被害に遭っている消費者がいて、適切なアドバイスをしてもらえることもあります。

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