重要度を理解して、夜を重視したメリハリケアを
バイオフィルムは約4~12時間で形成され、時間の経過とともに厚みが増し、病原性が高まります。
やがて唾液中の成分と反応し、歯石になると自分では除去できなくなりますが、ここまでには約2日ほどの猶予があります。
バイオフィルムが病原性を持たないうちに落とす習慣をつけるというのが、1日の歯みがき回数の考え方です。
つまり、朝きちんとみがいていれば、昼食後に歯をみがかなくても、夜で挽回できます。
この考え方が一般的になってきました。そのため、1日3回漫然と歯みがきをするというよりも、重要度を理解したケアに変える発想が大切です。
寝る前にしっかり歯についた汚れを落とせば、細菌の増殖を最小限に抑えることもできます。