ついに最終週を迎えた『舞いあがれ!』。コロナ禍の先に描かれた世界とはーー(イラスト:タテノカズヒロ)
福原遥さんがヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(月~土、総合・午前8時ほか)。パイロットに憧れる主人公・岩倉舞が、大阪府東大阪市と長崎県の五島列島を舞台に「空」の世界を目指して奮闘する姿が描かれています。一方、本連載では、漫画家でイラストレーターのタテノカズヒロさんが過去の放映回から印象に残ったシーンとともにドラマを振り返ります。今回は最終週「私たちの翼」について。

第26週あらすじ

第26週の舞台は2020年1月からスタート。

舞は短歌が詠めずに苦悩する貴司(赤楚衛二さん)をパリにいる八木(又吉直樹さん)のもとへ送り出します。

東大阪に残った舞は「空飛ぶクルマ」の有人フライトを目指して、刈谷(高杉真宙さん)や玉本(細川岳さん)をはじめ、新たに加わった仲間たちとともに開発に取り組んでいました。

しかし、4月には緊急事態宣言が出て――といった話が展開しました。

タテノさんが注目したポイントは?