2023年5月号
見どころ動画配信中！

［特集］
物価高騰に負けない！
豊かな暮らしは上手に使い切るから

食品や光熱費などの値上げが止まらない今、何でも新しいものを手に入れるという生活を見直す時かもしれません。今あなたが持っているものは、まだまだ活かせるし、再利用できる可能性が。家の中はお宝だらけ。仕舞っているものに光を当て、最後まで使い切る。いらなくなれば誰か必要な人に手渡す。そんな、始末がよくて環境にもやさしい暮らしを始めませんか？

●注目記事●

〈カードも解約し、見つけた救いは〉
コロナ禍で収入激減、うつを発症。生活を一新するまで
小山明子

ずっと仕事を続けてきて、お金に無頓着だったという小山明子さん。コロナ禍で思わぬ窮地に立たされ、生活を見直したところ、新たな幸せを見つけて――

もともと楽天的な私が、お金の不安からうつ病を発症したのは、おととし2‌0‌2‌1年のこと。コロナ禍で講演などのお仕事が中止になり、しばらく収入が途絶えてしまったのです。

　信頼する友人に個人事務所の経理をお任せしていたのですが、ある日、「小山さん、通帳にはもうこれだけですよ」と預金残高を見せられて、びっくり。私の生活費のほか、家の光熱費や維持費など毎月出ていくお金を考えると、いずれ預金は底をつき家計は破綻する。私が生きていると子どもたちの負担になるのでは……と思いつめてしまって。何もする気が起こらず悶々とし、不安で夜も眠れなくなりました。私の異変に息子たちが気づき、病院へ。うつ病と診断され薬を処方されたのです。 （一部抜粋）

他にも、北斗晶さんのインタビュー「締めるところは締めて、必要な出費は豪快に」、五木寛之さんのインタビュー「モノは記憶の依代になる」、吉田三世さんの着物リメイク「〈型紙なしで簡単〉タンスに眠る着物をおしゃれに生まれ変わらせる」、大田垣晴子さんのイラストエッセイ「おうち大好き！手仕事を楽しんで」など。
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［第２特集］
初心者でも素敵に
スマホ写真講座

季節の花々に、可愛い孫の顔、ペットの何気ない仕草、友人との豪華なランチ……。一瞬の感動を残そうとスマホで撮影したものの、見返してみるとなんだかイマイチ、ということはありませんか?そんなみなさんに、ちょっとした工夫で見違えるほど出来映えがよくなる撮影テクニックを伝授!この春の思い出に、自分史上最高の1枚を残してみましょう

●注目記事●

〈基本を押さえれば一気に上達〉
ポイントは「光」「背景」「角度」です
矢島直美

年々、スマホカメラの性能は上がっています。だからこそ、ただシャッターを切るだけではもったいない！ 基本操作とちょっとしたコツを覚えれば、誰でも簡単に素敵な写真を撮ることができます

これまで幅広い世代の方に、スマホカメラの使い方を教えてきました。初めて教室を受講される方の多くは、「ピントが合わない」「写真がブレる」「目で見た色合いと同じように撮れない」とおっしゃいます。最初にそこでつまずくと、自分にはセンスがないんだ、と苦手意識を持ってしまうようです。

実はこれらのお悩みに、センスは関係ありません。ほとんどの方が暗い場所で撮っていたり、スマホカメラの特性や基本機能を意識せずに使ったりしているのが原因です。そこを理解して活用するだけで、写真はガラリと変わります。（一部抜粋）

ほかには、体験ルポ「プロに習って撮影してみたら」があります。
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［読みもの］

〈毎日LINEを交わしています〉
売れない時代にジャズ喫茶で出会って60年
井上順×加藤茶

同じ頃ブレイクした加藤茶さんと井上順さんは長年の友人同士。後期高齢者になった2人が、「75歳で国家の保障を打ち切られる」世界を描いたSFドラマで共演する

加藤　今日も順ちゃんに会えて嬉しいなぁ。

井上　お互い、いつ最後になるかわからないから。（笑）

加藤　いや、ホントに冗談になんないよ。まさか志村（けん）がコロナで死ぬとは思ってなかったし、仲本（工事）だって交通事故で……。ザ・ドリフターズは（高木）ブーちゃんと俺の2人になっちゃった。俺は80歳、ブーちゃんはもう90よ。

井上　ザ・スパイダースも、かまやつひろしさんと、ギターの井上さんが病気でこの世を去ってガックリきた。

加藤　順ちゃんは何歳になるんだっけ？

井上　76歳。後期高齢者だよ。

加藤　昔みたいに友達と頻繁に会うことがなくなるでしょ？

井上　そうなのよ。それだけに加トちゃんが今回のドラマ「定年退食」で共演しない？　って、友達の役として僕を呼んでくれて、本当に嬉しかった。
（一部抜粋）

 

［グラビア］

〈わが子の門出を前に〉
初代尾上眞秀　初舞台に懸ける夢
寺島しのぶ

４歳で、歌舞伎座で初お目見得。以来、歌舞伎公演やドラマ等に出演する寺嶋眞秀さんが、初代尾上眞秀として５月に初舞台を踏むことになった。母である寺島しのぶさんは、いまサポートに徹した日々を送っている

　５月２日から歌舞伎座ではじまる「團菊祭五月大歌舞伎」で、息子のが初代尾上眞秀を名乗り初舞台を踏むことになりました。４歳から歌舞伎座の舞台に立ってはきたものの、主役を勤める今回は本人より私のほうが緊張してしまって……。毎日おろおろドキドキしてしまい、つい息子に小言のひとつも言いたくなるので、「いかん、いかん」と自分をいさめています。

　安土桃山時代の剣豪、は歌舞伎ではお馴染みの人物です。五月大歌舞伎では『』という新作で、眞秀はこの岩見重太郎を演じることになりました。家族を殺された重太郎が敵を捜す旅に出る。その途中、娘たちを食べるに人々が困っていることを聞きつけ、娘の恰好に化けて狒々に近づき退治をする物語です。立ち役だけでなく女方もある演目となります。

　ありがたいことに、たくさんの歌舞伎役者の先輩方が出演してくださることになりました。名前のラインアップを見ただけで畏れ多く、私は心臓のバクバクが止まりません。 （一部抜粋）

他にも、

〈再審開始決定への長い道のり〉
死刑囚と呼ばれた弟の無実を信じて、今90歳に
袴田ひで子

〈インティマシー・コーディネーターを知っていますか〉
性的シーンに臨む俳優を守るのが私の仕事
浅田智穂

〈子を産む男神、通い婚、泣く将軍――〉
古来、日本はジェンダーレスだった⁉
大塚ひかり×本郷和人

〈アートな人〉
女性盆栽師、木の声に耳を澄ませる
山本千城子

〈名優たちの転機〉
聞き手・文◎関容子
小日向文世

〈宝塚すみれ色の未来へ宙組〉
アクション・ロマネスク『カジノ・ロワイヤル～我が名はボンド～』
真風涼帆・潤花

などなど、盛りだくさん。ぜひご一読ください！！

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