2日目の朝、早々にフィルムが切れて

現地でも、“スマホなし”ならではの楽しい経験をすることができました。中でも思い出深いのは、ふらりと入ったお寿司屋さんで地元のおじさんたちと仲良くなったこと。

『スマホを置いて旅したら』(著:ふかわりょう/大和書房)

2軒目、3軒目に連れて行ってもらったお店は、ネットのグルメサイト経由では絶対にたどり着けなかった場所でした。

たまたま知り合った人たちと一緒にお酒を飲んだり、知らないお店でカラオケをしたり。その楽しさも、スマホを持たずに行ったからこそ出会えたものです。

そうそう、スマホを置いていくと写真も撮れなくなるじゃないですか。なので、27枚撮りの使い捨てカメラを持って行きました。

ところが、2日目の朝にはフィルムが切れた。クルクルって、フィルムを巻き取る部分が止まらなくなったときの絶望感ったらない(笑)。

でも、その感覚もスマホにはないもの。おまけに、撮影した画像をその場で確認することもできません。

写真が上がってくるまでの時間を待っているのも、また楽しい。久しぶりにその感覚を味わえてよかったと思います。