リアルな感覚で世界を構築したい
携帯電話の時代から感じていたことですが、人間が電話を携帯しているのか、人間が携帯されているのかわからないという違和感をいまだにずっと抱いています。
究極の話、「手ぶらで生きるのが一番便利」というのが僕の率直な思いです。
スマホを駆使して大量の情報をスピーディにとらえる生き方をハイレゾ生活とするならば、僕が理想とするのは身の丈に合ったローファイ生活。
どちらがいいかは人それぞれの好みでしょう。ただ、今回の旅を経験したことで、僕の場合、ゆくゆくは“ローファイ生活”により舵を切っていきたいという思いが強くなりました。
その根底にあるのは、自分のリアルな感覚で世界を構築したいという思い。そして、その感覚を突き詰めて行くと、どこかでこの世界を信じたい、愛したいという思いが自分の中にあるのだと思います。