試しに一度、スマホから離れてみても

スマホを持って生活するのと、スマホを置いて生活するのでは世界の彩がまったく違います。

スマホを置けば、異次元の扉が開く。

それは3泊4日でも十分に味わえるということを実感できたのが、今回の旅の一番の収穫だったように思います。 

なお、だからと言って、「みなさんも、ぜひスマホを置いて旅に出かけましょう」というつもりはまったくありません。

もし生きるのに疲れたら、試しに一度、スマホから離れてみるのもアリじゃないかと(写真:本社写真部)

今回、僕がやってみたことはあくまでひとつの選択肢です。でも、もし生きるのに疲れたら、試しに一度、スマホから離れてみるのもアリじゃないかと思います。

スマホからちょっぴり離れるだけで、明日の彩を変えることができる。

その感覚を、今回、僕は実感できたので、ひとつの選択肢として世の中に広まるといいなと思っています。

前編はこちら>


スマホを置いて旅したら』(著:ふかわりょう/大和書房)

スマホは便利だけれど、失ったものはないだろうか。利用ではなく、スマホに依存していないだろうか。このままでは、私がアプリになってしまうーー。突如、思い立って出発した “3泊4日のスマホなし旅”。向かった先は岐阜県美濃地方。そこで遭遇した景色とは。スマホから離れたからこそ、出会ったものとは。そしてなぜ、目的地に美濃を選んだのか……。果たして、ふかわは、大切なものを取り戻すことができるのか。