寝ること、食べることそして3つめは
1つめは、
よく寝ること。
「寝る子は育つ」は恐ろしく本当な気がしてならない。そういえばWBCで大活躍した大谷翔平選手も、小さい頃から今に至るまで、睡眠時間にはとくに気をつけてしっかりとっていると聞いた。…ですよね。あの大きさはもう、そのお手本のようなものではないですか。素晴らしい。
中学時代、息子よりグングン背が伸びて追い越していった友達に聞いたところ、どんなことがあっても夜8時には寝るんだとか。いやいや、中学生だ。定期試験もあり塾にも通っていれば、どう考えても8時に寝ることなどできるだろうか。でもその子は、本当に夜8時になると部屋を暗くして寝てしまうんだそう。学校や塾の宿題などを放り出しているわけではなく、その時間までにどうにか終わらせているらしい。もちろん、それ以外のことができる時間はほとんどないので、携帯やテレビを見たりゲームをやる時間はほぼない。でもこれも、野球をやるためと割り切って習慣にした結果なんだと思う。
やればできちゃうんだ…私は思った。
2つめは、
お米をしっかり食べること。
中学になるとチームによっては、チーム指定の弁当箱にご飯を2合から3合詰めていかなければならないところがある。練習の合間にちょこちょこ食べる補食として、おにぎりを持たせる。長男のチームは練習後すぐに糖質とプロテインを入れることで筋肉の増強と疲労回復を図っていたので、甘い菓子パンを食べて果汁を飲んでいたりしたが、練習の合間はやはりおにぎりだった。
おやつの代わりに母がおにぎりをたくさん握って、1日かけてちょこちょこ食べる子もいる。
でも、やっぱりお米をしっかり食べる子は、体がグングン大きくなっているような気がする。
「ご飯よりパン派なんです…」という子もいるだろうが、ある時思い立ったら、一度期間限定で「お米祭り」を試してみてはどうだろう。案外順調に体は大きくなるかもしれない。日本人の体に米が合っている、というのはよく聞く話だ。
けれど、嫌いなものをあえて食べ続けるストレスは、決して体にいいとは思わない。
というわけで3つめなのが、
ストレスを過度に受けないこと。
なんにせよ、ストレスこそ成長の妨げになることは科学的にもわかっていることだ。長々と嫌なことを続けるストレス、「どうして打てない成績上がらない親の言うとおりにしない」お小言連射によるストレス、親が喜ぶことをし続けようとするストレスは、親が「大きくなってほしい」と願う気持ちとは裏腹に、子供にとっては大きくなれない原因なのかもしれないのだ。