身体について遺伝子レベルで評価する検査
長男・翔大の高校の野球部では、任意で遺伝子検査というのを受けることができる。
野球をやる上で知っておくべき個人の筋肉・筋力や骨・関節の状態、身長、体重増加、交感神経、ストレスなどを遺伝子レベルで評価するというもの。
たとえば人と同じ量の栄養素を摂っても、筋肉になりやすい人とそうでない人、骨が強くなる人とそうでない人、エネルギーが5になる人と10になる人がいる。
体の中にエネルギーになる「素」が一つあったとして、それを体内の工場が大きくてたくさん増産出来る人もいれば、小さな工場でやっと一つか二つエネルギーにできる人もいる。
たとえばストレスのかかり方が人によって違うことがわかると、「先発でいくぞ」といわれるのが1週間前だといい投球ができる選手、もしくはいきなり前日に言い渡された方がいいパフォーマンスができる選手を見きわめる材料として参考になると言う。
翔大もせっかくなのでこの検査を半年ほど前に受けたのだが、まさに!え、やっぱり!?
なんで今まで知らなかったんだろう!!?の連続。あーーーーー、あのときもっとこんなことに気をつけていたら、もっとこんな栄養素を多く摂っていたら、あのときあれは必要なかったんじゃないか、などなど。
高3にしてこれまでの成長の中でやってきたことの反省や、心配しなくても自分で持ち合わせている体質、骨や筋肉の性質がわかって、
「もっと早く知っておけばよかった」と思った。そうすればその時必要な栄養素や、必要な運動、気をつけなければならないことを知ることで、その時々で考えて食事や健康管理ができたはず。
これから身体を作ってスポーツをやろうという子供には、できれば早めに一度受けることをお勧めしたいのだが、保険適応外なのでお値段は高め。ただその価値は十分あるものだし、その後の活用の仕方によっては、スポーツのパフォーマンスを上げるだけでなく、生涯健康でいられる体を作るためにとても効率的だと思う。