テーマは「食べられるものを中心に植えよう」

さて、今年も行ってきました。
東京の練馬にある「オザキフラワーパーク」さん。都内最大級のガーデンセンターである。広い店内には所狭しと観葉植物、外にも野菜や花。許されるなら毎日いきたい!その日も、わたしと同じ思いのおじさんやおばさんでいっぱいだった。(失礼)

今年の春は、「食べられるものを中心に植えよう」というテーマをもって向かった。

ベランダに3つあるプランターには、小葱だけが植わっていて、あとの2つのプランターがあいている。ここには、野菜を植えよう。
テラスには、大きな鉢がいくつか置いてある。一番大きなオリーブ。台風で傾いてしまったが紐で壁と平行になるように立たせてある。復活希望。そしてローズマリー。ミートソースを作る時には大活躍である。
そして、わたしが大切に育ててきたのが、ホワイトセージなのだが、こちらが枯れてしまった。冬を越せなかった。水をあげていなかったからかもしれない。悲しかった。申し訳なかった。だが、もう一度チャンスをください!と頼み(誰に?)オザキフラワーパークさんに来たのだ。

大きく成長したベンジャミンバロック

さあ、まずプランターには何を植えようか。種類がありすぎて迷う。あれもいい、これもいい、なるほど日光に強いのか、えーこんな花咲くの可愛いー、やっぱり西には黄色い花かな金運アップ、花植えてお金持ちになれるの、すごい、昔みた雑誌に書いてあったけど、情報古いか!ふふふ、ふふふふ、と、ブツブツ呟きながら店内をまわる。

独り言を言いながら歩いている中年の人って怖いなあと、かつて思っていたが、もはやわたしが、それ。どう思われたって構わないわ、という堂々たるわたし。注意をしてくれる娘が側にいないと、やばさ全開かもしれない。

本連載から生まれた青木さんの著書『母』