コーポラティブハウス
――会社員・公務員のみなさま、「釣り物件」にはくれぐれもご注意を。釣り物件で集められた顧客候補のうち、あなたがたのような「即ローンの付く良い客」は、よりお高い物件を売りつけられる可能性が大、です。しかも決断を急がされて、つい購入申込書にサインしちゃいがちです。
まあ、私のようなフリーランサーの人間は、最初からけんもほろろなので、注意する必要もありませんが、苦笑。逆に、たらい回しでなかなか会ってさえもらえない、懐事情だけあれこれ聞かれた挙句、買わせてもらえない、雑に扱われる、という、心が折れる悲しい体験をさせられるだけですが、涙。
そんな扱いを受けておきながら、それでも、いまだ懲りない私。一戸建ての予算を考えると、もしかしたら「コーポラティブハウス」にも手が届くのではないかしら?と、思ってしまいました。「コーポラティブハウス」とは、最初に管理組合の前身となる住民組織を作り、それぞれの部屋を各自が自由に設計して建てるマンションです。普通の分譲マンションが「建て売り住宅」なら、コーポラティブハウスは「注文建築」の感覚です。新築マンションが高騰している今、コーポラティブハウスと価格差はあまりありません。
不動産好きにとって、土地を買って建築家と建てる注文建築の一戸建てに次ぐ、「理想の家」が、コーポラティブハウスです。ああ、でもコーポラはダメです、ここが地獄の1丁目です。お金も時間もかかるし、無理――いやいや、ダメだとは思いつつも、マンション購入は生涯最後の大きな買い物です。
この際です。どうせなら、行けるところまで行ってみましょう。ダメ元で、チャレンジするならしてみましょう。ということで、(予算は無視して)勇気を振り絞って、23区内で進行中のコーポラティブハウスの説明会に、参加してみました。さて、いかに?