華やかなミュージカル
化粧品業界を舞台にしており、衣装が豪華なことも今作品の見どころの一つだ。ニューヨークのマンハッタンで女社長として競い合う2人。エリザベスはピンク色、ヘレナは青色とそれぞれのテーマカラーを基調に、場面ごとに変える衣装はとてもゴージャスで、着こなしを見るだけで楽しい。
舞台経験の多い明日海も、エリザベスを演じるにあたり「衣装がとってもおしゃれで、良いものを着せてもらっているなと感じます。すごく贅沢をさせていただいていますね」とコメント。
さらに、ヘレナを演じる戸田は「私の中で美の象徴でもあるヘレナ・ルビンスタインは、大富豪のイメージがありましたが、女性が創始者になるというのは本当に大変な時代。とても芯の強い方だなと思いました」と役への思いを語った。
初共演にあたりお互いの印象を聞かれると、明日海は戸田に対して「いつも謙虚で、ついていけるように頑張りますとおっしゃってくださいますが、カンパニーや作品を引っ張るパワーを1番発しているのが恵子さん。パワフルで、私は一生懸命ついていかなければと思います。そして本当にお優しい方で、いつも勉強させていただいています」と、W主演を務めるにあたり熱意を示した。
戸田の明日海に対する第一印象は、「とてもお綺麗で、『宝塚の男役をやっていた方なのかな?』と思うくらい華奢でびっくりしました。私は今回、“ミュージカルプロ”という言葉をよく使っていたんですけど、稽古が始まったら、明日海さんを始め他のカンパニーの皆さん、全員ミュージカルプロなんですよ。日頃から歌って踊ってという事に慣れていらっしゃるので、動きが早いんですよね。あと明日海さんは本当にタフです。華奢な感じからは想像できないけど、宝塚で長年トップとしてステージに立ってきた経験を感じます。毎回アドバイスを貰うような感じです」と、尊敬の思いを話した。