「使わないものは買わなくていい。当たり前のことをしているだけなんですよね」

やっておけばよかったと後悔しているのが、ソーラーパネルの取り付け。妹から「売電もできてお得だよ」と聞かされていたし、市から補助金も出ることは知っていたのに、「まだいいか」と放っているうちに電気料金は上がっちゃうし、補助金の申請期間もいつの間にか過ぎていて……。

合わなかったのが、お風呂の水を洗濯に使うこと。水道代の節約になるかと思って給水ホースも買ったけど、うちの男たちが使った残り湯だとなんだか洗濯物がきれいにならない気がして、すぐにやめました(笑)。

失敗をしながら、試行錯誤していくしかないですね。

 

使い切って、心おきなくゴミ箱へ

いまでこそ、こんなメリハリのついたお金やものの使い方をしていますが、若い頃は物欲がすごかった。16歳で全日本女子プロレスの練習生になって17歳でプロ入りしたこともあり、ファッションを楽しみたい時期に毎日ジャージの生活をしていた反動でしょうね。

お金が稼げるようになった22~24歳の頃は、あの服が可愛い、このバッグが素敵って、目につくものは全部買っていました。それも数が欲しかったから、安かろう悪かろうでバンバン買って、飽きたら捨てる。その繰り返しだった気がします。

27歳で結婚してからですね、お金や持っているものを大切に使おうと思うようになったのは。年を重ねて、ますますその気持ちが強くなっている。健介とは、「欲しいと思ったら買えるんだけど、いらないなって思うのは何でだろうね」ってよく話しています。(笑)