日本代表入りが決定する前、ラーズ選手はオンラインで栗山監督と面談している。その際、自宅にいた久美子さんも監督と挨拶を交わしたそう(写真提供:ヌートバー久美子さん)

父(達治さん)まで「元祖・タツジです」(「タツジ」はラーズ選手のミドルネーム)なんて言いながら喜んで応じる始末で、こんなふうに大勢の方からラーズが応援してもらえて感謝しています。

どこへ行ってもすぐ友達ができるラーズのように、私もチャーリーの転勤や転職に伴って社宅に住んだり、はじめての地に引っ越したりするたび、「どこでも生きていける」という気持ちがありました。

チャーリーと出会ったのは、英語の専門学校を卒業した20歳のときです。長期語学留学で訪れたカリフォルニアで「日本文化が好きな大学生」として紹介されました。

私が語学を勉強するようになったのは、高校3年生の夏休みに友達と訪れたグアムで、英語がうまく話せなかったから。「英語ができればもっと楽しめたはず!」と悔しくて、急に目覚めてしまったんですね。(笑)

当時のチャーリーは、妹の代わりに神戸に留学したところ、すっかり日本のファンになったそうなんです。ちなみに妹のジュリーは、いま大分で大学教授をしていますよ。