「子どもの頃はママが怖かった」

アルファベットや図画工作、音楽、季節ごとの行事など勉強の要素も取り入れるので、これまでやってきたカリキュラムを生かしました。あとは、外で思いきり遊ばせる!週末はほぼ準備に追われましたが、自宅の庭や公園を使いながらなんとかやりきりました。本当に充実した1年で、ウェイティングリストは15人近くになったんですよ。

私、子どもが心底好きなんでしょうね。でも3人のわが子によれば、「子どもの頃はママが怖かった」そうです。あ、いまチャーリーも後ろで同じことを言っています。(笑)

厳しく言ったことといえば「時間厳守」と「目上の人を敬うこと」、「友達を大切にすること」くらいだと思うのだけど……。門限の時間が近づくと玄関先に私が立って、カウントダウンしていました。間に合わなければドアを閉めちゃうので、15秒くらい前から子どもたちがダッシュで帰ってくる(笑)。

あと、アメリカでは年長者ともカジュアルにファーストネームで呼び合うのが一般的ですが、初対面では絶対に「ミセス」「ミスター」をつけるように教えました。

あ、ほかにもありますね。子ども部屋にテレビを置くことも許しませんでした。こちらでは1人1台テレビを持つことは珍しくないのですが、部屋に籠もるようになると家族がバラバラになるじゃないですか。

それになにか悩みがあっても、相談に乗れないと思って。夕食は家族全員揃って、「今日あった一番いいこと、悪いこと」を話すようにしていました。