帽子をとって歓声に応える姿に感動
子どもたちに求めたのは、とにかく「外で遊ぶこと」。ゲームをほしがったときもありましたが、買ってあげなかった。
ラッキーだったのは、まわりに同じ考えのお母さんが多かったことかな。仕事をしている人も、そうでない人も、お母さん同士が助け合って子どもたちを育てた感じがします。
自宅があるここ、エル・セグンドはスポーツが盛んな地域。施設が充実していることもあって、子どもたちはいろいろなスポーツに親しんできました。野球については、昔からリトルリーグの日本チームを私が応援していたこともあって、ラーズも自然と日本を応援するようになったんだと思います。
アメリカでは、世界大会がすべて放送されるので、いろいろな国の子どもたちのプレーがテレビで見られるんです。
私自身、中高時代はソフトボールに熱中していました。WBCの間、当時のチームメイトから「ラーズくんのバットの構え方やプレー時に口を尖らせるところが、えのき(久美子さんの愛称)にそっくり!DNAってあるんだね」と連絡があったんですよ(笑)。昔は動画を撮っていないから、検証できないのが残念なのですが。