私が差し出した以上のもの

ほかの読者の方からは

「とても辛く、悲しい毎日を送ってきました。でもそんな経験も、誰かの気持ちをわかるための財産になる、ということにこの本で気づかされた」

といった言葉もいただきました。

常々、人の意見・感想とは、その人の「器量」を表しているように感じています。なので、器量が大きい人ほど、私が差し出した以上のものを受け取ってくれるのかもしれません。

ブログや書籍を通じて、読者の方々の器量の大きさから教えられることもとても多く、今さらながら「誰かに育ててもらっている」と感じています。それもまた、ブログや本で発信を始めた私にとって想定外となる嬉しい出来事でした。

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