いつの間にか増えがちな保存容器

次に保存容器について。10個は当たり前、20個、30個以上とたくさんお持ちの方もいらっしゃるのが、プラスチック製の保存容器です。気が付けば、台所の棚の一角を占めるように…。

どうして増えたのかをたずねると「何かと使う機会が多いから、便利なサイズのものを見かけるとつい」といった反応が戻ってきます。どこでも売られている安価なものですし、増えがちなのは当然かもしれません。

でも「実際によく使っているのは、このなかのどれくらいですか?」とたずねれば「5個ほど…」という答えが返ってきて。「そんなに必要じゃなかったですね」とお互いに苦笑いすることもしばしば。

こちらも受講生宅のキッチン。プラスチック製の保存容器が溢れんばかり(写真:著者)

そこで、お手元の保存容器をあらためて見てみましょう。汚れやにおいが取れにくくなっているものがありませんか? その次に、使いにくい大きさのもの。

こうしたものは自然と出番も減っているはず。思い切っていくつか減らせば、空間に余裕が生まれるのではないでしょうか。

ちなみにわが家の保存容器の数はというと、2個。「それで足りますか?」と驚かれるのですが、料理の残りを保存する際、たいてい翌日まで食べ切るように心がけているので「お皿にラップ」でほとんど済ませています。今のところ、足りないと感じたことはありません。