ミニチュア写真家・見立て作家の田中達也さん。2017年NHKの連続テレビ小説「ひよっこ」のタイトルバックでも話題となった、ミニチュアの視点で日常にある物を別の物に見立てたアート「MINIATURE CALENDAR」で創り出された世界は、日本のみならず世界を魅了しています。Instagramのフォロワーは370万人以上。今回は『婦人公論』(7月号)にも掲載中、半分に切った果物を南国の島に見立てた作品について。
~四季を感じて~
果物がトロピカルな南の島に
果物を南の島に見立てた夏らしい作品を紹介します。
以前にもお話ししましたが、「見立て」のアイデアを考える時の発想法の一つに、「形を簡略化する」という方法があります。
南の島の形を簡略化すると、半分に切った球体に椰子の木を載せた形に。
普段の生活の中で半球の形を探してみると、お椀や帽子、パン、そして半分に切った果物などがあります。
今回は、さまざまな果物を使って、カラフルでトロピカルな南国のイメージを表現しました。
また、ヨットも果物の皮などで作っているので、そちらもご注目ください。