ひとりぼっちが苦手なフクロモモンガ

モモンガとフクロモモンガはそっくりですが、まったく違う生きもの。

モモンガはネズミの仲間。フクロモモンガはカンガルーやコアラの仲間で、お腹に子どもを入れる袋があります。

モモンガとフクロモモンガは、昔は木の上で、同じように暮らしていたため、姿や形が似たと考えられています。

フクロモモンガは、野生では群れで暮らしているので、ひとりぼっちは大の苦手。遊ぶのが大好きだから、外に連れ出したくなりますが、ちょっと待まって!

モモンガはとてもすばしっこいので、逃げ出したら捕まえるのはほぼ不可能。

日本では野生で生きることは難しいので、逃げたフクロモモンガは死んでしまうでしょう。

『飼えたらすごい生きもの図鑑――家で飼ったら、どうなる?』(監修:小宮輝之 イラスト:まつむらあきひろ、代々木アニメーション学院/中央公論新社)