生食に向かないから、生まれた料理

実はこの料理は、8月の産卵時期に入り、生食に向かなくなったウニを工夫して食べるために生まれました。さっと火を入れたウニに海水の塩味と味噌の風味、とろりと絡む半熟の卵が全体をまとめます。

海の恵みを大切にいただくため、三陸のウニ漁師が生みだした豊かな家庭の味です。

 

●台野家の「ウニのみそ卵とじ」の作り方

(1)おたま2つ分のたっぷりのウニを熱したフライパンに入れ、軽く火を通す。

(『コウケンテツの日本100年ゴハン紀行』より)

 

(2)ウニを入れてあった塩水で味噌を溶き、(1)に加える。

(『コウケンテツの日本100年ゴハン紀行』より)

 

(3)卵を溶いて(2)に流し込み、半熟状になったら完成。

(『コウケンテツの日本100年ゴハン紀行』より)

 

 

※本稿は、『コウケンテツの日本100年ゴハン紀行』(中央公論新社)の一部を再編集したものです。


コウケンテツの日本100年ゴハン紀行――千葉 房総半島 岩手 三陸・遠野』(著:NHK「コウケンテツの日本100年ゴハン紀行」制作班/中央公論新社)

人気料理家が日本全国、津々浦々へ。食材に触れ、土地の味を育み支える人たちと語り合うなかで、100年先まで残したい日本の味を再発見。そして新しいコウケンテツレシピで地域の皆さんをおもてなし。NHKの人気番組が待望の書籍化。第一弾は食材の宝庫・千葉と、夏の味覚あふれる岩手へ!