『コウケンテツの日本100年ゴハン紀行』より
シンプルで美味しい家庭料理が人気の料理研究家・コウケンテツさん。ユーチューブ公式チャンネルは登録者数180万人を突破し、3児の父として食育を広げる活動にも力を入れています。そんなコウさんが、NHK番組「コウケンテツの日本100年ゴハン紀行」で実際に岩手県・吉里吉里を訪れ、土地の魅力や美味しい食材を探索した様子を紹介します。

三陸鉄道~車窓に流れる絶景

地元では「三鉄(さんてつ)」と呼ばれ親しまれている三陸鉄道は、盛(さかり)駅から久慈(くじ)駅までの163キロ。海の絶景が眺められる路線として、観光客にも人気です。NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」で覚えている方も少なくないでしょう。

東日本大震災で大きな被害を受けた三陸鉄道が、5日後の3月16日に一部区間で運行を再開させ、被災者を励ましたことはよく知られています。

三鉄に乗り込んだコウさんは、迷わず海側の席へ。さっそく近づいてきた夏の海岸線に「海!きれいきれいきれい」とテンションがあがります。

三陸鉄道の各駅には、それぞれ愛称があります。例えば両石駅は「恋の峠、愛の浜」、陸中山田駅は「海のオランダ島」、浪板海岸駅は「片寄波のサーフサイド」、釜石駅は「鉄と魚とラグビーの町」、恋し浜駅は「愛の磯辺」……など。

鉄道ファンをはじめ地域にも親しまれているのです。

コウさんが降りた駅は吉里吉里(きりきり)駅、「鳴き砂の浜」の愛称で呼ばれています。