2023年6月21日、がんにより逝去された振付師・演出家の夏まゆみさん。NHK紅白歌合戦でのステージングに加え、モーニング娘やAKB48の育成・指導を行うなど多方面で活躍し、ダンス界のレジェンドと称される夏さんが「目からビーム、手からパワー、毛穴からオーラ」という言葉を指導する際に伝え続けてきた理由とは――。
目からビーム、手からパワー、毛穴からオーラ
対象にまっすぐに届くビームのように視線を定め、眼力で気持ちを届けよ!
指先1本1本にも意識を集中させて、手のひらから熱を発せよ!
つま先から頭のてっぺんまでからだのすみずみまでエネルギーで満たし、からだ全身から輝きを放て!
これらの言葉は常に舞台に立つ人間に向けて、パフォーマンスをするうえで最も大切なこととして、長年にわたり指導するうえで伝え続けてきたこと。
昨今では、企業向けの講演会でも、最後にこのフレーズを振り付けと一緒に踊って、締めくくったりしています。
そう、人とのコミュニケーションにおいても、自分から何かを人に発信するときでも、
「目からビーム、手からパワー、毛穴からオーラ」
これが、とても大きな力を持つと確信したからです。