防災グッズと備蓄は合理的に

災害時の食料の備えとしておすすめしているのは、「家庭内流通備蓄」という方法。普段食べる米や麺、レトルト食品、缶詰など保存のきくものを2週間分ほどストックしておき、日々の食事で使ったら補充する。このサイクルを保てば、非常時でも普段に近い食事をとることができます。水(1日1人2リットル目安)や日用品もこの方法で一定量を備蓄。

なお、災害に備えて「非常用持ち出し袋」を用意している方も多いでしょう。ですが、実際に被災して家を出ることになったら、財布や鍵などが入った普段使っているバッグを手にする人が多いのが現実です。ならば、そのバッグに非常時に必要な物を入れておくほうが合理的。外出中の被災にも備えられます。揃えておきたい防災グッズを示しましたが、人によって必要な物は異なりますから、ご自分でアレンジしてください。
 

基本の防災グッズ

被災直後から避難生活にわたって必要となるグッズ。普段持ち歩くバッグには最小限のものを入れておきましょう


□ 使い捨てカイロ
□ 災害用トイレ
□ 除菌剤/ウェットティッシュ
□ ゴーグル(眼鏡、サングラスも可)
□ マスク
□ 笛(居場所を伝えるために)
□ 止血パッド
□ 携帯充電器


上記8つのアイテムは、普段使っているバッグの中にも最低1つずつ入れておきましょう

□ ヘッドライト
□ 手袋
□ 携帯ラジオ
□ ブルーシート(目隠し、居場所作りに)
□ 液体ハミガキ
□ ランタン
□ ヘルメット
□ 給水ぶくろ
□ 卓上カセットコンロ
□ 水(2週間分)
□ 備蓄食料(2週間分)