買いものをするなら波長が合うところで
DIYが好きだとか、ガーデニングに凝っているというわけではないんですけど、ホームセンターが大好きなの。
日常生活で必要なものはすべてと言っていいくらい揃っているから、YouTubeをやるようになってからますますハマりましたね。
YouTubeの動画用に屋上でダンナとテント張ってキャンプごっこしたり、さらにそこでバーベキューしたりっていう撮影をするときは、当たり前ですけどそのものズバリの実用的なものが必要になるじゃないですか。
そんなときはやっぱりホームセンターが一番。使いやすいものを気取らずにしっかり売っているお店のスタンスが、すっぴん大好きな自分と波長が合うってことかもしれない。
そういうことって何も人相手だけの話じゃない。好きなバッグを買うときは、アタシのことをよくわかってくれる近くの洋品店に行くことにしていますし、つけまつげやアイライナーなんかも「銀座あたりの高級店で買うんですか?」ってたまに訊かれるんですけど、そんなわけない(笑)。
アタシがよく行くのはドン・キホーテ。だって、安いし種類もたくさんあるから、つけまつげなんかを大量買いするにはうってつけ。買いものに大事なのは、波長が合うか、合わないか、じゃないかな。
やっぱりアタシはぜいたくなものにあんまり興味が湧かないんですよ……とか言いつつも、たまに欲しくなりますけど(笑)。
※本稿は、『70歳、すっぴん人生』(Gakken)の一部を再編集したものです。
『70歳、すっぴん人生』(著:研ナオコ/Gakken)
古き良き昭和の時代を駆け抜けた歌手、タレントの中でも屈指の存在感を誇り、近年においてはYouTubeでも20万人以上のフォロワーに注目されている研ナオコ。2023年に満70歳を迎える彼女が提案する、これからの人生を楽しむコツが満載の一冊です。