『クローゼットには似合うもの、いいもの、大好きな服だけ』(著:小畑滋子/大和書房)より
「人生100年時代」といわれる昨今。年齢制限100歳までという斬新な求人広告を見て、79歳でミナ ペルホネン「call」のショップスタッフとして働き始めた小畑さんは、大好きなファッションの仕事に出会い、今できることを大いに頑張り、目の前のことを楽しむ暮らしをしています。その小畑さんいわく「おしゃれは自分を知ることから始まる」とのことで――。

チャームポイントは、しっかり見せます

おしゃれの目的は、自分をよりすてきに魅せること。それは、自分を知ることから始まると思っています。 

人は、一人ひとり違います。背の高さや骨格。肉づき。髪や肌の色。醸し出す雰囲気。

自分のチャームポイントを見つけて活かすおしゃれを考えることで、服も生きてくるのだと思います。

私の場合、お友だちに言われて気づいたのですが、チャームポイントは鎖骨です。比較的、小柄で細身ですが、そのわりには骨太で、鎖骨が浮き出ているのです。それからは、このパーツをきれいに見せるおしゃれを心がけてきました。

ホワイトのUネックのカットソーも、襟の付いたシャツやジャケットに合わせるのに重宝している。『クローゼットには似合うもの、いいもの、大好きな服だけ』(著:小畑滋子/大和書房)より