交通機関の乗り継ぎはゆとりをもって
さて、シニア世代が初めてソロ旅にチャレンジするなら、いくつか押さえておくべきポイントがあります。まず余裕のある計画を立てること。年を重ねると、「あれっ、切符をどこにしまったっけ?」とか「電車の行き先は合ってる?」など、次々に心配事が出てくるもの。あわてて走って転んだりしないよう、交通機関の乗り継ぎはゆとりをもって計画しておくと安心です。
また、荷物は極力少なめに。観光地のコインロッカーは埋まっていることが多いうえ、階段しかない駅や施設もたくさんあります。キャスター付きのキャリーバッグが重くて持ち上がらない……なんてことにならないように。
泊まるホテルを駅近にして、荷物は預けてから観光するのも一つの選択。観光地によっては、最寄り駅で荷物を預けると、ホテルまで配送してくれるサービスもあります。事前に調べて有効活用しましょう。
50歳以上なら、JR各社の会員サービスを上手に使うと、お得に旅ができるかも。例えばJR東日本の「大人の休日倶楽部」では、年に数回、新幹線も乗り放題の切符が発売されるなど、さまざまな特典があります。
宿でゆったり過ごしたい「おこもり派」、観光や体験がメインの「アクティブ派」に向けてソロ旅のプランを考えてみました。皆さんも、「思い立ったが吉日」の精神で、ぜひ一歩を踏み出してみてくださいね。