本心はどうなのか?

答えを出すポイントはひとつ。

「あなたの本心はどうなのか?　未来を見据えて、心軽やかになる選択はどちらなのか?」です。夫亡き後、義妹との関係を断ち切りたいなら、幸せぐせはAとなるでしょう。

「そんな薄情なことをしていいの?」とおっしゃる方は、「一応、親戚だししかたがないから」と義理堅く連絡し、義妹から不快な言葉を投げかけられて、憂鬱な気分になるのを受け入れられますか?　冠婚葬祭のたびに悩み、友人にグチったり、ネガティブな思いを排気ガスのように吐き出したりするのはよいこととは思えません。毎回グチを聞かされる友人も、「また?」という気分になるでしょう。それこそが不幸ぐせ。だったら、たとえ「薄情ね」と周囲に後ろ指さされたとしても、腹をくくって「ええ、薄情です」と義妹と縁を切り、「サッパリしたわ」と生きるほうがよいと思いませんか。

（イラスト◎大野舞）
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Bを選ぶ方は、「最低限の義理は欠きたくないから、連絡ぐらいはしておこう」という思いがあるのでしょう。けれど前述のように、冠婚葬祭の付き合いは今後も続くのですよ。それを想像し、「あぁ、面倒くさい」と思うならAを選択したほうがいい。逆に、のちのち「連絡しておけばよかった」と気に病みそうなら、一生付き合う覚悟で連絡したほうがいいでしょう。そこまでクヨクヨ考えるのは、きっと義妹のことがさほど嫌いではないからです。