しきたりに縛られないで

私がこの妻の立場だったらどうするか。葬儀の連絡どころか、「亡くなりました」という連絡もすぐにはしません。家族だけで葬儀を執り行い、すべてが終わってからハガキなどで「亡くなりました。葬儀はすでに済ませました」と知らせます。もしかすると義妹は、「なぜ連絡しなかったのか」と怒って問い詰めてくるかもしれません。その場合は、「あなたが嫌いだからです」とハッキリ言います。さらに「今まで我慢してきたので、今後は一切、付き合う気はございません」と絶縁宣言。血縁の夫はもういないし、子どもも大きくなっている、となれば付き合う義理はないのですから、正直な気持ちを伝えてもいいと思います。

今回のテーマとは違って、夫と妹はさほど仲が悪くなく、妻である自分と義妹の関係が悪い場合もあるでしょう。それでも自分が心軽やかに生きられるなら、対応は同じ。「お兄ちゃんとは仲がよかった。連絡ぐらいしてほしかった」と言われても、「あなたはあなたで弔ってあげてください」と言います。それに納得できず、義妹から「分骨してほしい」と要求があれば拒みません。ただし、その後の付き合いはしないでしょう。

ちなみにスピリチュアルな視点から言えば、骨にたましいは宿っていません。骨は骨。分骨したからといって、亡くなった方のたましいの浄化に、なんの支障もないことは申し上げておきます。

コロナ下での看取りでは人数制限などがあり、家族すら立ち会えないケースが多くありました。現在、さまざまな制限が解除されていますが、まだしばらくは「コロナが怖い」と思う方も少なくないでしょう。このタイミングを利用した嘘も方便。「コロナが怖いから家族だけの密葬にしました」と言ってもいいのです。親戚から回り回って亡くなったことを知った義妹が、葬儀に参列したいと言ってきても、コロナを理由に断ることもできます。

昔は、親戚や家族という群れの秩序を守らなければ、生きられないことが多かったかもしれません。けれど、今は覚悟と責任さえあれば、住む場所を変えたり、付き合う相手を変えたり、自由に選択できる時代です。だらこそ、どんなときもほがらかに笑っていられるよう幸せな選択をしてください。

前回「江原啓之「定年した夫に突然離婚を切り出されたら。執着は捨て、譲れない条件を提示。日頃から備えもしておこう」」はこちら


お祓い箱 浄』 2022年11月30日発売 

「お祓い」習慣で新しい一年を心丈夫に!

国内外に不安要素が多く、気が抜けない日々が続く昨今、
大好評の「お祓い箱」には自身を護り、
安心して暮らすための必需品が詰まっています。

今回の特典は、江原啓之プロデュースの特製しきみ線香。
天然のしきみを原料にした香り高い一品で、
その香りとともに穢れを祓い、周囲を浄め、除霊効果も。
『お祓い箱 浄』ならではの貴重なお祓いアイテムです。

お祓い塩は、戸田(静岡県沼津市)の美しい海水を利用した特級品。
浄化のエナジーに満ち、様々なシチュエーションで使用できます。

ベーシックアイテムとして厳選された品々は、
「お祓い」習慣に欠かせないもの。
最強の安心を引き寄せるベストセレクションです。
・御神霊の力を宿した「御幣」
・穢れを祓うための神具「竹幣」
・守護のパワーを携帯できる「錦守」
・音自体がお祓いになる「鈴」
・身代わりに穢れを祓う「人形」や「ペット型」「車型」
(使用方法は、冊子にて詳しく紹介しています)

あなたも気軽にできる「お祓い」習慣で、
新しい一年を心丈夫に過ごしましょう。