どの仕事も“歌ありき”のところからスタート

歌手、ラジオ放送、お笑い、物書きなど、タブレット純さんの活動は多岐にわたる。新ジャンル「ムード歌謡漫談」を確立し、現在の芸能活動に至るまでには、さまざまな経緯があった。

僕の芸能活動の原点は「歌手」です。現在は幅広く活動していますが、どの仕事も“歌ありき”のところからスタートしています。

草月ホールでのリサイタル。バレエ団から借りたというゴージャスな衣装で(撮影◎御堂義乘)

今年(2023年)の6月に開催した東京・草月ホールのリサイタルでは、はじめての浪曲「清水次郎長伝」にも挑戦しました。ただ、練習期間はおよそひと月ほどで、あまり長くは取れなくて。浪曲は語り芸なので、「台詞が飛んだらどうしよう」と不安もありました。正直ところどころ飛んでしまって、当日三味線を弾いてくださった浪曲の師匠、玉川奈々福さんに「ささやき女将」みたいに助けていただいたのですが、これまでで一番「やりきった」という充足感を感じています。(草月ホールのセットリストは以下)

2023年8月30日(水)には、地元の相模原市立博物館のプラネタリウムでコンサートの開催が決定している。「相模原市名誉観光親善大使」の仲間でもある野村邦丸さんも、特別ゲストとして出演予定だ。

新曲「銀河に抱かれて」の歌にちなんで、プラネタリウムでのコンサートをやってみたいと考えていました。そしたらちょうど、自分の故郷の相模原市で開催できる場所が見つかったんです。

文化放送のラジオ『くにまる食堂』でお世話になっている野村邦丸さんと僕は、2人とも「相模原市名誉観光親善大使」をしているので、以前から「2人で何かやりたいね」と話していて。なので、僕からお誘いする形で、地元の良さを踏まえつつ、自分のカラーを出せるもので故郷に恩返しできたらと思い、コンサートを企画しました。